「コーヒーの抽出量を安定させたいのにうまくいかない!」ハンドドリップで抽出量が安定しない原因は何なのか?コーヒーを淹れるたびに「コーヒースケール」や「デジタルスケール」を使わなくても抽出量が安定するために必要なことと考えるべき視点について書いていきます。
目次
ハンドドリップで抽出量が安定しない原因、使っているカップは?
ハンドドリップで抽出量が安定しない原因と聞くと、
「コーヒースケールを使っていないから抽出量がわからない」「決められた注湯回数や時間を守ることができていない」
といったようなことを考えがちではありませんか?
「総水分量の何%を最初に注いで残りを…」というように少し難しく考える方もいるかもしれません。
「カップ1杯分のコーヒーに豆は〇〇g必要」ということをきっちり守る方もいると思います。
けれど、そのカップ1杯がどのくらいの容量なのかわかりますか?
それにコーヒーサーバーの目盛りを頼りに大体で決めてる方もいると思います。
私がデジタルスケールを使うと同じくらい大切だと思うことは、
「あなたが毎日使っているカップにはどれくらいのコーヒーが入るか?」ということです。
意外とどれくらいの容量が入るのかわからないものです。
あなたが飲んでいるコーヒー1杯は大体何gあるかということを知っておくことが大切です。
その作業は一度でいいです。なぜならそれをすることで適切な量がわかるからです。
そして杯数が変わっても使うことが出来て場所が変わっても応用できます。
一般的な大きさのコーヒーカップに限りますが。
私が使っているカップには126gの水が入りました。大体これくらいだと思います。
マグカップでたくさん飲んでいる方やエスプレッソで使用するデミタスカップのような小さいカップで飲んでる方は一度量って量を確認する必要があります。
なぜならカップというのは見た目のおしゃれさや用途によって選びがちです。
おしゃれなカップや誰かが焼いたカップは大きさが一般的なカップと違い容量がまちまちであることが多いためです。
一般的なコーヒーを飲むためのカップの場合ちょうどよい量で126g位でこのあたりまで水が入ります。
参考にしてもらえれば幸いです。ちなみに私が普段使っているカップはwedgwoodで1つ目のカップはコーヒー用で2つ目は紅茶用です。
ハンドドリップで抽出量が安定しない原因、サーバーに目印を書く。
こうしてみるとカップ2杯はここまでですが、
それじゃぁ3杯は?と聞かれると。???ってなりませんか?私はなります。それは普段淹れる機会がないからです。
さらに4杯は?5杯は?もっとわかりませんよね。けれど、コーヒー好きなら淹れる機会が必ず来ます。
来客があった時や出向いた先で「コーヒーを淹れるのが上手なんだって!それなら淹れてみて!」という風に。
この方法はあくまで抽出量が安定するという内容です。
濃さや味についてはまた記事にします。
私はいつも、豆30gで252g(カップ2杯分、1杯あたり126g)抽出してるので、3杯なら豆45gで水378gです。
4杯なら豆60gで水504g抽出することになります。
コーヒーサーバーのカップ4のマークははるか下に記されています。
こう考えてみるとコーヒーサーバーの目盛りって凄く適当で参考にならないということがわかると思います。
メーカーそれぞれのコーヒーサーバーの目盛りの違いにも迷います。
このサーバーの目盛りどおりにコーヒーを抽出していると豆のおいしいところを捨ててしまうことになるはずです。
そして、少ない量のコーヒーを抽出することになります。とても豆がもったいないですよね。
コーヒーサーバーの目盛りを頼りに何気なく抽出されている方は多いと思います。
数字が見えると安心するし、抽出量も安定するという理由からなのか、コーヒースケールやデジタルスケールを使うようになっているのだと思います。
だいたいここらへんがという風に覚える方もいる。それはコーヒーサーバーの目盛りを見ているようで見ていないということですよね。
私はいつもコーヒー2杯抽出しているので126gの2倍で252gです。この量をあらかじめ記録したり目標を覚えておく。
そうすれば、コーヒーサーバーが変わっても、外出先で淹れるときも、コーヒースケールを使わなくても、抽出量が安定し狙った味に近づけることができるということです。
そうするとスケールは毎回必要なくなるのはわかりますよね?急な来客があっていつもより多い杯数のコーヒーを淹れるときにも役に立ちます。
この数字は、記事を見てくださってるあなたに少しでもわかりやすくするための単なる目安です。
126gや252gという数字にとらわれすぎないでください。
と言いながらも個人的には、コーヒー豆30gにつき2杯(1杯あたりの抽出量は約126g)がベストな抽出量だと思っています。
量を増やすか減らすかは好みがわかれますよね。
また、抽出量についてお伝えしたいことは別の記事にまとめます。
あくまで、ハンドドリップで抽出量が安定するために必要な下準備と思ってください。
ハンドドリップで抽出量が安定しない原因。安定させるためには。
- 豆の量に応じた抽出量を知る。(一般的なカップ1杯126gで豆15gを使う)
- コーヒーサーバーの目盛りを参考にしない。(水量のgは大切だけどカップで考えていくことも重要)
- 自宅で淹れるときには最初にしるしをつける。外出先で淹れるときは上記の下準備をする。(特にコーヒーサーバーが変わると迷いがちです)
- あなたがおいしいと感じる抽出量を一度調べてみる。(人それぞれ濃さの好みは分かれるため)
これらのことを一度だけでいいから見直しておけば、普段あなたがどれくらいのコーヒーを淹れるために何をしなければいけないのかを理解できるはずです。
コーヒーサーバーやデジタルスケールの数字ではなく、カップの容量を考えてサーバーに目印をつける方が使える場面、応用が利くと思います。
スケールがなくても、コーヒーサーバーが違うものでも一般的なカップには126g程の容量があるので目安にしやすいと思います。
外出先ではカップ何杯かを考え、カップ数分の水をサーバーに入れてみてあらかじめ目印をつけておけばOK!ということです。
2杯でも4杯でもやることは同じです。30gで2杯分(126g×2で252g)なのでそれをベースに豆の量も考えていく方法です。
ハンドドリップに凝るのは楽しいですよね。
けれど、凝りすぎるがゆえに道具が増えたり、ついつい堅苦しく考えながらドリップしなければいけないとなると楽しいはずのドリップの時間が面倒で億劫になります。
気軽に楽しく、なるべく簡単に淹れるためにしておくべきこと、それにより毎日のハンドドリップの抽出量が安定するために私が気づいたことをお伝えしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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