コーヒー雑味と検索すれば温度、抽出方法、微粉と色々出てきます。今回は微粉に注目してみます!あなたは微粉がコーヒーにどう影響するか気になりませんか?私は気になります!微粉除去器を使って確かめてみました。珈琲考具パウダーコントロールです。珈琲考具パウダーコントロールを使ってコーヒー微粉除去記事にまとめています。
目次
抽出方法を一定にしてコーヒー微粉除去の味の違いを分かりやすくする
味の違いを明確にするために、毎回抽出量や方法がバラバラだと分かりづらいので揃えます。
今回は2人分抽出で!
- 豆は深煎りブレンド
- 抽出時にお湯を使う量は1cup(126g)×2で合計252g
- 豆を蒸らすときは3分
- 豆を蒸らすときに使うお湯の量は最小限
- 抽出時の温度はとても低めですが74℃
浅煎り豆を使って高温度で抽出もありなのですが、私は深煎りブレンドの長い余韻の甘味が好きなので、深煎りを使っています。
そしてなぜ2人分なのかというと1人分は味が安定しないし、2人分以上になると雑味が入りやすいためです。
安定して抽出出来る量が2人分ということです。
コーヒー微粉を取ると口当たりはどう変化したか?
驚くほど口当たりが良くなります!これがよく言われるキレのある苦みなんだなと感じました。
これは自信をもってキレのある苦みといえます。スカッと苦みが引いていきます。
キレのある苦みについて
苦みのキレにはまず、不快に感じる寸前のきつい苦みが必要で、さらにそれが素早く消えるという、二つの条件が必要です。コーヒーの苦みに慣れた人でも無意識化では、きつい苦みに対してある種のストレスを感じていると考えられます。苦みがすっと消えると同時に、そのストレスが一気に解消される爽快さ。それが生み出す一種のカタルシス(浄化感)が「キレの感覚」に繋がっているのではないでしょうか。
引用元 BULE BACKS コーヒーの科学「おいしさ」はどこでうまれるのか 旦部 幸博 P115
コーヒー微粉除去器を使いコーヒー微粉を取り除くことで、モヤモヤといつまでも口に残る不快感がなくなります。
スッキリした!!と感じたため、今度は2人分で豆40gで試してみました。蒸らし時間、お湯の使用量は同じです。
その結果、それでも苦みがスッキリしていました。豆の量を増やしても濃すぎるとは感じなかったです。
1人分に20gも使えば普通はちょっと濃いな・・・と感じるんですが、コーヒーが苦手な妻も濃すぎるとは言わず、コーヒーを飲んだ感じがした。
濃いけれど飲みやすいと言っていたので、濃過ぎるということはなかったと判断します。
しかし、妻はこうも言いました。コーヒーを飲んだという気はするけれど、なにか物足りない。
コーヒー微粉を取るとコクはどう変化したか?
コーヒーを語るうえで「コク」という言葉はとても重要です。なぜかコクがあると言うだけで、とても美味しそうに聞こえてしまいますよね!!それでは微粉を取るとコクはどう変化したのでしょうか?
コーヒーのコクとは
「濃度感と持続性、広がり、深みを兼ね備えたおいしさ」がその根本にあると言えるでしょう。
引用元 BULE BACKS コーヒーの科学「おいしさ」はどこでうまれるのか 旦部 幸博 P115~116
これです。これが消えてしまったんだと思います。だから妻は何か物足りない・・・といったんだと思います。特にキレが良くなった分、味の持続性(甘味の余韻)がなくなりました。
深煎り豆を使う一つに甘い余韻(持続性)を楽しめるというのもあるのですが、良くも悪くも持続性がスパッと消えてしまいました。
深みに関しては持続性が消えると深みも浅くなったと感じました。それが、濃いコーヒーを飲んだけれどなんか物足りないと感じた原因なのだと感じました。
ハンドドリップにこだわっていくと、何が正しいのか分からなくなっていきます。そして、器具お金を掛けたという気持ち、所有欲を満たしたという気持ちから確実に美味しくなっていると、錯覚さえしてしまいます。
こういう時に自分の舌だけではなく、本を参考にしたり客観的に判断してくれる人がいるのがベストです。自分の舌を信じるのも必要だけど、他人の反応にも耳を傾けていく事も重要です。
コーヒー微粉を取ると甘くまろやかになるのか?
コーヒーのおいしさを構成する要素はキレやコクだけではないです。しかし、コーヒー微粉を取ることでキレとコクに変化がありました。そして、それらが甘さにどう影響するのか?そして、コーヒーがまろやかになるのか?あなたはこれが気になっていると思います。いよいよ、今回の記事をまとめます。
結果は、甘くならない、まろやかにも感じられないです。
これは私たちの検証です。コーヒーの味の感じ方は人それぞれです。しかし、コーヒー好きな私、苦く濃いコーヒーが嫌いな妻から出た答えです。
確かに多すぎる微粉は雑味となります。しかし、今回わかったことは雑味を完璧に取ってしまっては、コーヒーの味として良い事も良くない事もあるという事です。
コーヒー微粉を完全に除去すると
- 口当たりがとても良くなる
- キレが良いコーヒーになる(さわやかな味とはまた違う)
- 味の持続性が短くなる
- 深みがなくなり物足りなく感じる
という結果になりました。
コーヒー微粉を取るまでは微粉を取ると甘く、まろやかなコーヒーになるとそう信じていましたが、違った結果になりました。
コーヒー微粉の役割は
- 味の持続性が長くなる
- 深み出る
深煎り豆を低めの温度で抽出したので、このような結果になったのかもしれませんが、深煎り豆の甘さを低温で抽出した場合、微粉を取りすぎると柔らかな甘みの余韻を感じることが出来なくなってしまいました。
コーヒーの雑味は微粉が影響していると言えますが、それをすべて取り除いてしまうと、人によってコーヒーらしさが消えてしまいます。
それなら、微粉を取りすぎなければどうなの?気になりますよね?私も気になります!
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